【カチオンフィーラー】
(1層目)
(コテ均し左官)
(1層目完了)
カチオンフィラーとは、カチオン性樹脂を含んだ下地調整材で、壁などの小さな凹凸やひび割れを平滑に補修し、仕上げ材との密着性を高める役割を果たします。コンクリートやモルタル、ALCパネルといった無機質の下地に使用され、下地を強化することで仕上材の耐久性や防水性を向上させます。
主な特徴と機能
- 下地調整: 外壁などの凹凸やひび割れを埋め、滑らかな下地を作る。
- 密着力の向上: 上から塗る仕上材(防水塗料など)との接着性を高める。
- 下地の強化: 脆弱な下地を強化し、耐久性や防水性を向上させる。
- 作業性: 刷毛、ローラー、コテ、吹付けなど、様々な工法で施工できる製品が多い。
- 適用下地: 主にコンクリート、モルタル、ALCパネルなどの無機系下地に使用される。
- JIS規格: JIS A 6916 建築用下地調整塗材の規格に合格した製品も存在する。
使用方法
- 下地調整: 劣化した下地の汚れを落とし、清掃する。
- 練り混ぜ: 水と混ぜ合わせる。
- 塗布: 下地に均一に塗布する。施工方法(刷毛塗り、ローラー、コテ塗り、吹付けなど)は製品によって異なる。
- 乾燥: 十分に乾燥させた後、上から仕上げ材を塗布する
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