【建物高圧洗浄】
外壁塗装前の高圧洗浄についてですね。これは塗装の仕上がりと耐久性に大きく影響する、非常に重要な工程です。
高圧洗浄は、外壁の汚れ、コケ、カビ、古い塗膜の浮きなどを除去し、新しい塗料がしっかりと密着するための下準備として不可欠です。
一般的な流れやポイントは以下の通りです。
1. 高圧洗浄の目的
- 汚れの除去: 砂埃、排気ガスによる黒ずみ、鳥のフンなどを洗い流します。
- 生物の除去: コケ、藻、カビなどは、放置すると塗膜の下で繁殖し、早期の剥がれの原因となります。これらを根こそぎ除去し、必要に応じて殺菌処理も行います。
- 密着性の向上: チョーキング(白亜化現象)で発生した粉っぽい物質や、脆くなった古い塗膜を取り除き、下地をきれいにすることで、新しい塗料の密着(付着力)を高めます。
2. 一般的な工程
- 養生(保護): 水しぶきが飛び散ってはいけない場所(植栽、隣家の窓、給湯器、コンセントなど)をビニールシートなどで保護します。
- 洗浄: 業務用の高圧洗浄機(家庭用よりも水圧が高いことが多いです)を使って、屋根や壁の上部から下部へ向かって水圧をかけながら洗浄していきます。
- 洗い流し: 洗剤や洗浄剤を使用した場合は、残らないように十分に水で洗い流します。
- 乾燥: 洗浄後は、完全に乾燥させる必要があります。季節や天候にもよりますが、通常は1日〜2日程度乾燥時間を設けます。湿気が残った状態で塗装すると、塗膜の膨れや剥がれの原因になります。
3. 注意点
- 水圧の調整: 外壁材の種類によっては、あまりに強い水圧をかけると破損したり、目地のシーリング材を傷めたりすることがあります。専門業者は材質に応じて適切な水圧で作業します。
- 近隣への配慮: 水しぶきや騒音が発生するため、事前に近隣住民への挨拶や工程の説明が重要です。
- 専門業者への依頼: ご自身で家庭用の高圧洗浄機を使うことも可能ですが、屋根などの高所作業は危険が伴います。また、業務用機器と技術による仕上がりには差が出やすいため、基本的には塗装業者に一貫して任せるのがおすすめです。